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お​ひ​さ​ま​も​い​な​く​な​っ​て

by パリ(児玉)

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1.
さよなら 声に出したら おひさまもいなくなった なんとなく寂しくなって夜を眺めた 汗ばんだ夏服も乾き始める帰り道 肩を連ね歩く そろそろ本番だね どこかに向かってる 何かを完成させようとしてる でもそれは終わってしまうんだと気づいて さよなら 声に出したら おひさまもいなくなった なんとなく寂しくなって夜を眺めた 横顔たちを目で追いかけて こっちこないか期待したけど すぐに手持ち無沙汰になって 空を見上げた 川に反射する秋の陽が 無限に分裂して会話する 一人ぼっちで満たされてしまって 少しかなしくって さよなら 声に出したら おひさまもいなくなった なんとなく寂しくなって夜を眺めた ぬくもりを追い求めても さよならが見えてしまって 何もできず心の中で何か叫んだ 最終回のような日の 幸せすぎる昼下がりを越えて 広い世界の底を見た ただただ見た “九月の終わりは少し肌寒い朝を 太陽とおしゃべりの心地良い高揚感が忘れさせてくれる 世界は彩られ胸はあたたかくなる 全てのお祭りが終わってしまうように今日もまた終わる チャイムが鳴る 耳を刺す音に 僕は身震いをした” 夕方の風が最後の夏服を撫でて 終わる終わる何を残して “夜になれば仲間たちと別れ おひさまもいなくなって 街には琥珀色の粒が散らばる 電車を降りて路地を歩く 家族待つ家に帰る 暖かな光 暖かな食事 一日が終わる 一日が終わる 部屋には蛍光灯と僕だけ”
2.
風の隙間に 陽が差し込んで 木と木の間に 木と木の間が 五感をひらいて たどり着いたのは 誰も知らない 誰かの秘密基地 リスの揺らすしっぽはその半分 歩道に降りたカメ もう帰らない 良い1日を 過ごして下さい ありがとう ありがとう あなたもね 良い夜を 過ごして下さい ありがとう ありがとうね 国道は真っ直ぐ続いていく 次の交差点まであと15km コンクリート、空、生活と分かつ垣木 それと車がストーリー運んでいく 芝も花も木もまっすぐ伸びている 背筋も自然と伸びていけ 良い1日を 過ごして下さい ありがとう ありがとう あなたもね 良い夜を 過ごして下さい ありがとう ありがとうね 良い1日を 過ごして下さい あなたから あなたから 貰ってるんだよ 良い夜を 過ごして下さい これだけを 贈るんだよ
3.
降りた駅から 街を登る 晴れた空へと 続く蜃気楼 車車車が照らされる 一層自然に 背中には汗 2人一緒に 来てくれて ありがとう 一休みしよう フロートおごるから 背の高い街が好きです またいいね押してるね 背の高い街が好きです またいいね押しちゃった 明日を隠して 飛ばしてる 今一瞬の バイクの風 かき消された 僕らの言葉は ちっぽけ出てきて 這う 地の果て 何でもない話を重ねて 重ねて作る優柔不断な長編 背の高い街が好きです またいいね押してるね 背の高い街が好きです またいいね押しちゃった 帰りは何 電車かな 歩いていこうよ 2駅くらい 過ごせて嬉しかった ありがとう嬉しかった 嬉しかった
4.
青い写真はいつか飾ったときとは違うかもね ガラス窓から覗く自分を映した小路辿って 気づけば今誰も知らない通りを自転車漕いで ザーザー音を立て光 目の先一メートルを愉快に照らす don’t go 進んでいくよブレーキアクセル奪われて don’t go 運ばれていくよこの行き先は誰が知る 素朴な夢も この道の先にあると信じている この曲がり角 曲がった先にきっとあると信じている knock knock 追いつめられて約束と約束胸を打つ look back 思い出すことありすぎて毎日嫌になる 川に映る喫茶店光と影が問いかける 実物よりももっと心にそのまま問いかける 前向いているだけがだめになって首振り回す 何も見たくないけれどやめたくないから振り回す 影法師を踏むようにあたりまえのことだったんだ こうなること僕も時々感づいてた move on 同じタイミングタイムリーにタイマー動き出す break up 針が砕けて僕のタイマーだけ止まってる 僕に干渉してくる優しいはずの運命 そうきっとこの瞬間を待っていた! パステル色のちぎれた雲を流して空が進む 冷たい風が次へ押し出していくように進んでいく 止まった空の距離を計って時間を感じている 塗り広げるキャンバスのように時間を感じている 自転車置いて制服を着た二人が誓っている 笑いながら赤く染まった川辺で誓っている そんな眩しすぎるなんにでもなれる未来思い出す そんな眩しすぎるなんてことないっていってまだ、って言う。 続いていく泥道の中 汚れたくつのひどさを笑っているような予感 僕に干渉してくる優しい僕の運命 そうきっとこの瞬間を待っていた! 素朴な夢も この道の先にあると信じている! この曲がり角 曲がった先にきっとあると信じている! 素朴な夢も この道の先にあると信じている! この曲がり角 曲がった先にきっとあると信じている!!!
5.
さよなら 声に出したら おひさまもいなくなった なんとなく寂しくなって夜を眺めた 汗ばんだ夏服も乾き始める帰り道 肩を連ね歩く そろそろ本番だね どこかに向かってる 何かを完成させようとしてる でもそれは終わってしまうんだと気づいて さよなら 声に出したら おひさまもいなくなった なんとなく寂しくなって夜を眺めた 横顔たちを目で追いかけて こっちこないか期待したけど すぐに手持ち無沙汰になって 空を見上げた 川に反射する秋の陽が 無限に分裂して会話する 一人ぼっちで満たされてしまって 少しかなしくって さよなら 声に出したら おひさまもいなくなった なんとなく寂しくなって夜を眺めた ぬくもりを追い求めても さよならが見えてしまって 何もできず心の中で何か叫んだ 最終回のような日の 幸せすぎる昼下がりを越えて 広い世界の底を見た ただただ見た “九月の終わりは少し肌寒い朝を 太陽とおしゃべりの心地良い高揚感が忘れさせてくれる 世界は彩られ胸はあたたかくなる 全てのお祭りが終わってしまうように今日もまた終わる チャイムが鳴る 耳を刺す音に 僕は身震いをした” 夕方の風が最後の夏服を撫でて 終わる終わる何を残して “夜になれば仲間たちと別れ おひさまもいなくなって 街には琥珀色の粒が散らばる 電車を降りて路地を歩く 家族待つ家に帰る 暖かな光 暖かな食事 一日が終わる 一日が終わる 部屋には蛍光灯と僕だけ”

about

5 限が終わって外に出たらまっくらだった。
もう終わりなんやね。

工事中の校舎からペンキの匂いがする。秋は僕らの感覚を研
ぎ澄ますのに、一日はあまりにも早く終わってしまう。

これでいいのかと図書館に向かう。誰かいないかうろうろす
る。スーパーへ自転車を停めれば、なんでおれは一人なんだ、
と思う。

誰かと帰っても、家に誰かがいても、自分の部屋に帰れば、
でも、やっぱり同じように思うんじゃないかなとも思う。

街にくり出せば小さな建物に光が、特別にあたたかな光を湛
えている。寂しさと裏腹に、同じ色の大きな月がこっちを見
ている。

この季節が好きだ。
生きている感じがする。


2022 年10 月14 日 鴨川にて
パリ(児玉)

credits

released October 30, 2022

Vocal, Lylics, Music, Arrange (Tr.1-4): パリ(児玉)
Arrange (Tr.5): ろいた(Twitter: @cafe_ore01)
Guitar (Tr.5): りっか(Twitter: @NeolikeGuitar)

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パリ(児玉) Kyoto, Japan

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